2017年10月9日月曜日

最近の社長

「不動産価格動向」


昨今のインバウンドや民泊バブルで、京都市内も地価が上昇しているのは周知の事実です。
京都に一棟はホテルを建設してパンフレットに載せておかないといけないが如く、財閥・電鉄系のホテルが林立する京都。
それ以外でも大小さまざまなホテル業者が名を連ねて用地を取得しています。

グローバルな視点から世界中では金融緩和で紙幣は溢れかえっており、少しでも利回りの良い投資先に矛先は集中します。情報が錯綜する中、我も我もが争奪戦を繰り広げています。
90年代のバブルは周辺部でもなんでもかんでも不動産とあらば値上がりしましたが、今回はさすがに二極化で僻地まで価格上昇することはないようです。
しかし、その反面、駅近・街の真ん中・有名観光地などは買い手もあまたで物(ブツ)さえあれば買い手は予約待ちです。
ところが、金融機関のほうは90年代のバブル期の貸出残高より多くの融資金額を放出してしまっているとのこと。
ファンド、アパートローン、商業ビルにホテル。
人口の減っていく国が栄えることは無い、というのにです。

それに加えて1992年に施行された改正生産緑地法が30年の期限を2022年に迎えるので、いままで農業継続を条件に固定資産税などの減額措置を受けてきた土地が、市場に出回ってきます。(ますます郊外立地は値崩れ?)

私たち不動産に携わっている業者も、買うべし、売るべし、休むべし、と思惑は三者三様です。
私はご相談者様には、利と理にかなったブツであれば買ってもいいと思いますょ、と申しますが不動産は一物一物異なります。
それゆえ、決断となれば即決しがたいものです。

最近、弊社の近くにお客様商談サロン「コンセプトクラブ・六龍(りくりゅう)」を開設いたしました。
弊社の既存の地主様を中心にさまざまなご相談に応じる為にカフェ風な接待スペースにいたしました。
ぜひ、一度ご来館いただければ嬉しいです!